伸びる子の条件

教育プロコーチ

STRで、良き人間関係を!!

べっち先生です

 

ある経営者がこんなことを言っていました。

「毎年、新人社員を見てきてわかるようになったことだが、

伸びる社員の条件は、それぞれ人によって違うから

一概には言えないけれど、『伸びないな!』

と思う新人社員はわかるようになった」

そして、4つのことを言われました。

その条件が

①言われたことしかしない 

②すぐに諦める 

③すぐに手抜きをする 

④すぐにふてくされる

だそうです。

う〜ん、確かに・・・納得です。

 

これは、学校教育においても言えることです。

子ども達を見ていても感じます。

確かに伸びる条件は、子どもによって違うので、

「これだ!」というのは難しいです。

しかし、色々な面で伸び悩む子どもの条件は、この4つがあてはまります。

目次

①    言われたことしかしない

指示されたことが終われば、遊び出す子。あまった時間を使って本を読んだり、漢字の復習をしたりと自分なりに工夫して考えて動く子どもは、やはり積小為大(せきしょういだい)です。1年後には、大きな差がでています。

②    すぐに諦める

「だって、わからんし〜!!!」が口癖。

私は、漢字テストの返却では、あまり赤ペンで

正しい漢字を書いて返す事はしていませんでした。

自分で間違いを気づく力を付けさせたいからです。

ヒントは出しますが・・・このタイプは、

考えず、すぐに聞く癖を持っています。

なので、「先生わかりません」とすぐに言ってきます。

答えを教えてもらって当然とも思っています。

これでは、伸びない。

この思考の脱却をよくやっていました。

漢字ドリルに「漢字のたしかめ」というコーナーがあります。

このコーナーは、新出漢字をある程度やった後に、

その習得チェックとしてやるところ。

授業中にやらせて持って来させます。

私は、間違えているところは、

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の斜線しか入れません。

子どもは、席に戻りやり直してまた持ってこさせます。

しかし、さっきと全く同じ漢字を書いてきます。

それに、斜線をひきます。

その次も、斜線。

また、その次も斜線。

合計5回のやり直しでやっと○を

もらえる子どももいました。

そこで、初めて

「どこを直して来たの?」

と私は聞いています。

正しい漢字をドリルで見比べる力がない場合、このような現象がおきます。

「つまり、わからんし、先生に聞けばいいや〜」が心の奥にある場合、

深く考えようとはしません。

よって、本気で見比べるまで、私はだまって斜線です。(笑)

これは、□のやさしさ故のハードラブ

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です。

○や△の先生は、これはしないでしょうね

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③    すぐに手抜きをする

例えば、宿題の日記。毎回、同じパターンの文章。内容もほぼ同じ。完全な手抜きです。

このタイプの判断基準は、「先生から何も言われないから、これでOKだ」です。

 

日記こそ積小為大です。

毎日、コツコツ書いている子と、適当に書いている子では、

1年間終われば文章表現力は、大変大きな差となっています。

④ すぐにふてくされる

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愛には、2種類あります。

ソフトラブとハードラブです。

親も先生も子どものことを思うからこそ、

褒めたり、叱ったりするわけです。

 

簡単に言うと、褒めるのは、ソフトラブ。

叱るのはハードラブです。

時には、叱咤激励も必要です。

特に子どもは、「叱られた」ということしか

印象に残らない時もあります。

 

そして、ふてくされる。

 

例えば、レベルをもっと上げて、

育てたいと思っているために、

厳しく指導するピアノ先生やバレエの先生。

この人は、ハードラブが表に出やすい人です。

 

しかし、子どもは表面的の「厳しい人」としか見えないため、

この人は、

「自分を認めてくれない人だ」

となり、ふてくされた態度を取ってしまいます。

ここで、

「これは、自分を成長させてくれるためのハードラブだ!」

と思考を少し変えるだけでいいのですが、小学生では難しいです。

よって、親や先生がうまく思考を

チェンジさせられる助言が必要になります。

 

では、反対に伸びる子の性格とは?

う〜ん・・・まずは

①素直な性格。

そして、

②謙虚な性格。

3つ目に、

③負けず嫌いな性格

でしょうか。

さらに何よりも大切なのは、

④何事も楽しめる性格

です。

素直に先生の言う事を受け入れてやってみる。

与えられ課題に「ええ〜!」と言わず「おお〜!」とやってみる素直さ。

周囲から見ても、「もう充分だよ」と思うレベルに達していても、

「まだまだ自分は・・・」

と本気で思っている人。

何かうまく言った時にこそ、周囲に感謝し

自分だけの力じゃないと認識している人。

さらに、あんなことが出来るようになりたいとか、

昨日の自分を超えてみせると目標を立て努力していくハングリーな性格。

しんどい中にも、楽しさを見つけだし、

今を本気で生きている人は、

周囲から楽しんでいるように見えます。

性格は、変えられます。

人生七変化の法則を1000日すればいいのです。

①言葉を変え

②思考を変え

③行動を変える。

すると

④習慣が変わり

性格が変わります。

 

⑥性格が変わると 出会いが変わる

⑦出会いが変わると、人生が変わる

しかし、それがわかっちゃ〜いるけど・・・・

言うは易しです。

なので、やっぱり指導者の立場や親、コーチの人が

自分磨きを実践し、その背中を見せ続けることが

大切なんです。

これを、

「主体変容」

と言います。

大人が変われば、子どもが変わる。

子どもが変われば、未来が変わる。

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この記事を書いた人

【人間関係・組織を改善する専門家】

コミュニケーションアドバイザー・教育アドバイザー

国家試験キャリアコンサルタント

帝王學STR(素質適応理論)インストラクター&ファミリーアドバイザー

教育者のためのTA(交流分析)塾 運営

日本ライフセービング協会公認 上級ライフセーバー

教育現場で27年以上学び続けた “自分を知る心理学”

をベースに理論で終わらさず、小中高等学校の学校現場で実践活用し続けてきました。

今まで小中高校生約6000人と関わる。

1〜6年生全ての担任を経験するなかで、心を育む独自の学級経営論を確立。

人材教育のために心理学や統計学、量子力学を勉強し、個々に持っている素質や本質、個性を活かせる指導を実践。

現場で培った経験と管理職として培った、学校経営や組織の動かし方、危機管理対応、保護者対応のノウハウを活かし、現在若手教員を育成する。

著書

「小学生救命隊 今日からバイスタンダー 」

「心を育む35のたね」

 

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